こんにちは。ルカです(rukamangavocalo)
進撃の巨人の最終巻が発売されてからしばらくたち、色々と思いや考えなどがあるなか記事を漁っていたのですが、ミカサが取った行動や考えがスッと入ってくるコメントと言いますか解説が書かれているのを見つけて「進撃愛をすごく感じる」と思い、私も書こうと思い執筆しています。
その方の考察を一部拝借しながら書いていこうかなと思います。
進撃の巨人最終巻でのミカサの選択
進撃の巨人の最後としてはどうなのか、みたいな話がいろんなところで見られますが、最終的にエレンがミカサに殺されます。
これ自体もおそらくファンからは衝撃的だったと思うのですが、ここまでくるのに色々な思いや葛藤もあったり、それでも世界を巨人がいない世界にしたいというエレンの最初からブレない気持ちが最後こうなったのかなとも思います。
最後の最後をミカサに委ねたエレンの想いや、アルミンを信じて世界を任せたエレンのこれまでの行動や言動も、最初から『巨人を駆逐する』という大筋に行き着くところがさすがだなぁ〜と思いながら、最後はやっぱり涙なしには読めない展開だったなと思います。
エレンの想い
エレンの『この世から巨人を一匹も残らず駆逐してやる』進撃ファンならあまりにも有名なセリフで、そうでない人でも一度は聞いたことがあるフレーズのこの言葉が物語っているように、最後は巨人をみごとに駆逐することができました。
しかし、そこまでには多くの犠牲もそうですが何年もかかりようやく実った想いだったのですが、エレン自身の人生や、アルミンやミカサへの気持ちなども複雑に絡んで上で、それでも「巨人をこの世から消す」という結果を手に入れることができたのだと思います。
ただこの結果を得るためにはエレンの力だけでは不可能で、最後にそれをできるのはミカサの選択次第だったということです。エレンはミカサに巨人の力を残すか消すかの選択を委ねた形になります。
最終巻を読んでいると「ミカサが何をするかわからない」と言っていて、最愛のエレンを自らの手で殺せるか最後の最後までわからない状況だったということと、これまでのエレンの行動は全てここに行き着くことだということが読み取れます。
少し回想のシーンが出てきますが、もう一つの選択として山小屋でエレンとミカサが二人っきりで過ごしているシーンは、エレンを殺さなかった場合の未来のシーンだったのだなと。その場合は少しの間は二人で幸せに暮らせるけど、巨人の力が残り、エレンも4年後には死んでしまうという未来だったのでしょう。
しかし、そうではなくミカサはエレンを殺して巨人の力をこの世から無くす選択をしました。ここまでくるにはそうとうな葛藤を繰り返してきたと思いますが、結果、エレンが望んだ結末になれたのだと思います。
ただ一方でエレンがアルミンとの記憶の中で話していることでは、エレン自身の本心が描かれていて涙が込み上げてくる内容でした。『そんなの嫌だ』『一生俺だけを思っててほしい!!』ミカサに対する想いが最後の最後で込み上げてきたのだと思います。アルミンの前ではエレンも『死にたくねぇ…ミカサと…みんなと一緒にいたい…』と本心を語っていました。
それでも自分のことよりもミカサやアルミンのこれからのこと、巨人がいない世界を作ることを優先したエレンの行動はほんとうに涙ものでした。
壮大な愛の物語
人間と巨人の戦いというインパクトのある内容なのですが、同時に思ったことはユミルが2000年もの間フリッツ王を愛し続けてきたことも物語の大きさを表していたのかなと。
それに囚われていたユミル自身も、ミカサが最愛のエレンを殺すという選択をしたために、自分も奴隷のようにに従ってきたことから抜け出し、フリッツ王を殺し自由になりそれにより巨人の力も消滅したのかなと思いました。(過去や未来を何回も行き来するので詳しいことは作者様しかわからないと思いますが…)
考察記事を読んでいる中で、それにより成仏できたから、などの見解もありますし、やっぱり愛の力というか呪縛みたいなものは強かったのだなと感じました。
あとここでは掘り下げないですが、最後の方でミカサとジャンが一緒にいてその子供と思われる子がいて、一番最後には犬を連れた子がエレンが埋まっていた大きな木のところにきたりみたいな描写がありますが、これも愛が紡いだ結果なのかなと思いながら読み進めていたらなんかジーンときちゃいました。
歴史に残る漫画
正直書ききれないことが山積みですが、まずは諫山創先生、長いあいだ連載ほんとうにお疲れ様でした。こんな大作を世に出していただいて読者としては最高の喜びです。
まさに歴史に残る漫画だったなと思いますし、今後も語り継がれていくでしょう。
進撃の巨人の最終巻を読んで改めて思いましたが、まだまだ考察し甲斐もありますし、色々と妄想も膨らみますし、今後のアニメも期待してしまいますよね!
その世界にしばらくの間はひたりっぱなしになりそうです。
まだの方はすぐにでも読んでみてください!
