自分は単行本派なので読むのが本誌より遅くなってしまうのですが、ついに東京リベンジャーズが完結しましたね。単行本を買って読みましたが最後とんでもないことになっていました!
すでに完結した後ですが、東京リベンジャーズがなぜあのようなラストになったのか読んだ後の感想を書こうかと思います。
なぜ東京リベンジャーズはハッピーエンドで終わったのか
タイトルにリベンジという言葉が入るように、仕返しや雪辱といった意味が込められていると思うのですが、それを達成するには物語が大きくなりすぎた。もしくは流れから察するに最初から最後はこうなる、みたいなのが決まっていたのかもしれません。
全てにおいてリベンジができたという解釈であればハッピーエンドが一番だったはずです。
最初の方ではタケミチの恋人のヒナが死んでしまうためそれを阻止しべくタイムリープが始まりますが、それによって他の未来も変わってしまう。それを変えるべくまた過去に・・・という繰り返しで、全てをなんとかしようというタケミチの奔走がハッピーエンドにもっていったのかな思います(ただ最後はちょっと強引な感じもしましたが)
賛否両論があると思いますが個人的にはみんなが幸せな未来を作れたのはタケミチの頑張りからだったのでホッとした感じもあります。
もしバットエンドだったら・・
逆に作者の中にあったかはわからないですが最悪の結末で終わるとしたら、ヒナは生きているけどタケミチがマイキーに殺されてマイキーも消失することなっていたのかなと思います。
残された仲間はそれぞれ悲しみや怒りを背負っていくので終わり方としたら描ききるのが難しい結末なんじゃないかと思うところです。ですがツイッターなんか見るとそっちの結末の方がよかった、なんて感想もあったくらいですから難しいところですよね。
これで終わってネクストシーズン、みたいにまた先の未来で同じような物語が始まってもここまで流行らないだろうなと個人的には思うところです。。
タイムリープした過去一つ一つが濃かった
この漫画のすごいなーと思うところは「過去に戻る」という行為ひとつでその後の未来が変わる前提で、行った過去が内容的にも濃かったから読者を引き込ませたんじゃないかと思います。
特に序盤のマイキーとキサキを近づけなようにタイムリープした時の話なんかは本当にゾクゾクしましたし、出会ってしまってマイキーが変わっていくのを間近で見ていたタケミチがそれでも変えてやるという強い信念の元に動いていくのは鳥肌がたちましたね。
過去を変え未来に戻るという繰り返しの中でタケミチが諦めずに何度もリベンする姿は泣けました。まさにタイトル通り!
最弱のはずのタケミチがことあるごとに最後はなんとかするみたいな描写はこの漫画の醍醐味かもしれません。
一人一人の生き様がすごかった
もう一つ語るとすれば、人の生き様が生々しかったと思います。
場地と一虎がバイクを盗みに行かなかったら真一郎くんは死ななくてマイキーも闇に落ちることはなかったんではないか。それがなければ血のハロウィンで場地は死ななかったのではないか。
人の憎悪や復讐心が随所に現れた漫画だったのでその生き様もまた壮絶でした。
ドラケンが死んだ時もショックすぎて言葉を失いましたね。
ちょっと割と衝撃的な漫画だったなーと後から思い返した感じです。
まとめ
東京リベンジャーズを何度も読み返した人であるなら、これがあんなふうにみんなハッピーエンドで終わるのはなんか腑に落ちない!って人もいるかもしれませんが、最後どんな形でもみんなが幸せにしている姿はジーンときました。
壮絶すぎる人生にピリオドをうつにはちょっと強引でも幸せな未来が想像できる終わり方のほうがよかったなと思うところです。
多くの人を惹きつけた漫画でしたから色んな意見があっていいと思います。
タケミチとヒナと仲間が幸せに生きていってくれたらなーと最終巻を読み終わって少し幸せな気分を味わえました!
もしまだ読んでない!って人は是非1巻目からタケミチの生き様を体感してみてください。ハマります。
終わり
