こんにちは。ルカです(rukamangavocalo)
実は先日コロナにかかってしまい自宅療養を終えました。これを書くかかなり迷いましたが、かかった身から言って相当キツいです。しかもこれが軽症だというので驚きです。
一人でもかかる人が減るように、またかかったらどうなるのか、かかってから回復までの課程を記すことにしました。
※ここからは一人語りになります。
コロナ感染から回復までの実際の状況
8月16日
その日は仕事が出勤だったので職場に行くとスタッフの一人が体調不良を訴え早退。他のスタッフは皆大丈夫だったが心配である。このご時世なのでまさかコロナじゃないかと疑った。
8月17日
この日は仕事が休みだったため昼は軽い食事をとって夜は自宅で食事した。というか夜に外食することはもういつだったか覚えていないくらい前だ。夜に妻が熱っぽいというので早めに休んだ。ますます不安だ。昨日のこともあるし自分が無症状でうつしたんじゃないかとも疑った。
8月18日
朝起きた時妻の体温が38℃を越えていた。仕事を休ませ病院に。電話をかけていたが全然繋がらなかったらしい。何十回かかけてようやくいけることに。私は35℃後半(平熱が低い)だったので仕事に。前回体調不良を訴えていたスタッフも来ていたが前よりは回復したみたいだ。熱もないそうだ。ただ咳が出ているのが気になった。
その日の夜、妻なのだが医者から解熱剤をもらい結果が出るまでは安静にとのこと。あとでも記すがこの解熱剤がなければ大変なことになる。コロナを疑う症状がある場合はすぐに医者に行って薬をもらうことを強く勧める。
8月19日
この日も仕事が休みだったため妻の検査結果が出るまで家で待機していた。陽性だった。すぐに職場や保健所にも連絡したが保健所がなかなか繋がらない。陽性判定を受けると保健所から連絡がくるはずなのだがこない。パンクしているのだろう。こちらからかけ続け繋がった。妻は20代だったが20代だと保健所からくる案内通りに自宅療養だと言われた。案内のURLが送られるだけだった。
妻の容体は熱はあるものの食事もできていて安心した。20代は重症化リスクが少ないといえどこちらとしては心配である。
この時から自宅では部屋を別々にし、マスクをしながら生活するようになった。保健所からの指示も接触を避けて換気を十分にしてくださいとのことだったが、あとで私もかかるが、家庭内だとほぼ100%かかると思って覚悟しておいたほうがいい。この時間差が厄介である。
8月20日
陽性者、濃厚接触者(私)は行動に制限がかけられている。陽性者はもちろん自宅からは一歩も出られない。私はまだ発症していないので最低限の買い物はいいと言われたので2日に1回ほど食料を買いにいった。そのときに思ったのだが、濃厚接触の自覚のある私は悪者になった気分だ。私がうつしてしまうのではないか。声を発することなく最短時間で買い物を終えまっすぐ家に帰る。公共交通機関なんて使えるはずもなく自転車で行って帰る。ウーバーや宅配サービスもうまく使ってなるべくそういう機会を減らしてはいたが、身の回りのものがなくなって買い物に行けないのは相当不便である。
その頃妻の症状もピークを迎えたのか、38℃を超える熱も少しずつ下がっていき咳なども回数は減ってきたが、ここで味覚嗅覚障害が起こる。何を食べても麺つゆみたいな味がするらしい。おそらくこの症状は個々に違うのだろう。味がしなくなる人もいれば苦味を強く感じる人もいるみたいだ。
8月21日
自宅療養から3日くらいたつが妻の回復はなかなか早い。もう熱もそこまでなく時折咳き込むくらいだ。発生翌日から10日間の隔離なので妻は28日まで療養だとのこと。濃厚接触者の場合は陽性者が回復してから2週間の待機らしくこのままだと自宅療養が倍くらいかかってしまう。仕事は大丈夫だろうか。
8月22日
ついに私も熱が出てしまった。37℃超えるくらい。いつもの平熱が35℃台なので体のだるさが際立つ。日曜だったが病院に行くか迷ったが、保健所から受けた案内では濃厚接触者で症状が出てしまったら速やかに受診して下さいとのことだったのですぐに電話した。案の定なかなか繋がらなかったが日曜でも診察してくれる病院(妻もかかったところ)につながり受診することに。濃厚接触者なので予約して受診して下さいと保健所に言われていたが、病院はそこまで余裕はないようだ。来た順で診察しています、PCR検査を受ける場合は来院1時間以上前から食事などいっさいしないでくださいとのこと。1時間以上たってから受診した。既に列はできていたが順番をまった。軽い診察と唾液でのPCR検査を終え、解熱剤と出血などを抑える薬をもらい帰宅。この時も行き帰りは自転車でいった。絶対うつったなと思った。
8月23日
昨日の夜から症状は悪化。夏なのにかけるものがなければ寝られないくらい寒い。朝起きて体温を測ると38℃を越えていた。間違いない。病院からの連絡を待つが全然来ない。夕方にこちらから連絡してみて18時前くらいに電話があった。陽性です。このあと保健所から連絡がありますのでお待ちください。すぐに会社のにも連絡した。
この時すでに寝たきりの状態になった。体のだるさ、寒気、特に頭の痛みがすごく、起きていられない。なんとか食べ物を食べ薬を飲んで横になる。近くにペットボトルを置いておきすぐに水分補給できるようにしておく。ここからが長い戦いになる。
8月24日
症状が出て3日目。依然回復にはほど遠くずっとベットで寝たきりの状態。体温も計っても下がらず38℃台。とにかくキツいので薬を飲むために何か食べる(ウイダーインゼリーみたいなのがあるとかなり助かる。実家から結構送られてきていて重宝した)午前中に保健所から連絡があった。30代なので重症化のリスクがあるのか妻の時とは違い30分ほどヒヤリングしながらの電話だった。
※実際に家にあった物の写真

電話では直近2日間くらいの行動や基礎疾患があるかないか、現在の症状や辛いところを聞かれ、あとは東京都の食料支援があるので利用しますかなどの内容だった。支援は無料とのことなので一応お願いはしたが、現状手が回っていないみたいで届くのがここから3〜4日以上先になると伝えられた。だとするとかかってから1週間後になるか。もし一人暮らしならさらに大変だろうなと頭の中でよぎった。あとはパルスオキシメーターも要望があれば貸出してくれるようだった。おそらく数に限りがあるので重症化しやすいと判断された人に勧めるのだろうと思った。私の場合はなかったが。
保健所もどこもパンクらしくコロナにかかった証明書や自宅療養の書類などは申請制で、全てwebで申し込むタイプだった。正直にいってめんどくさい。しかも届くまでに1ヶ月近くかかる可能性があるとのこと。確かに東京都の陽性者人数は多いし仕方ないのかなと諦めつつとりあえず申請だけしてあとは横になっているしかなかった。
8月25日
朝の検温は37℃前半。薬の効果か。この頃から下がったり上がったりを繰り返す。体温が下がって調子がいい時に食事をして少し座ってテレビを見たりしていたが、薬の効果が切れるとまた体がだるくなり横になるという繰り返しだった。経験上この繰り返しでかなり体力と気力を奪われる。これがかなり体に負担がかかる。そしてずっと続く頭痛。これが後何日続くのかと思うと本当に辛くなる。かかりたくてかかる人はいないと思うが、現状は本当に辛い。これで軽症とか疑いたくなるレベルだ。
8月26日
検温はいつも通り。36℃台に落ちる日はなく37℃〜38℃の間をずっと繰り返す。この時医者からもらった薬があと1日分(朝昼夜で一回ずつなので3回分)になってしまいどうしたらいいか焦った。解熱剤がなくなったら多分やばい。そしてこの夜にかなりひどい症状に見舞われ、悪寒、頭痛、発熱で寝れない。午前3時から4時くらいだったか。あまりにもキツすぎて初めて救急に電話した。繋がらない。東京都では陽性者を区で管理していて、自分が住む区の緊急連絡先を教えてもらっていたがそこが繋がらなかった。嘘だろと思いもう一つの東京都のフォローアップに(24時間対応)に電話したら繋がった。看護師から折り返すので少しお待ちください。まじか。5分後くらいに折り返しがあり症状と薬がないことを伝える。辛いと思いますが、呼吸困難や肺炎の症状がないと自宅での療養となります。コロナに処方する薬がないので最悪薬局に行って解熱作用や頭痛を抑える薬(ロキソニンとか)を購入していいのでそれを使ってくださいとのこと。これだけだった。キツすぎる。あー、こういうので急変してしまう人がいるんだなと思い、そうならないことを祈ってもう一度横になった。
8月27日
朝方にキツすぎて寝る前に解熱剤を飲んだせいか起きた時は楽になっていた。もうあの症状が来ないことを祈る。妻は回復していたので言われた通り薬だけ買わないとやばいと思ったので買ってきてもらうことに。バファリンプレミアムという薬を買ってきてもらった。併用は出来ないのでなくなったら使おう。そういえば看護師から言われたことで、毎食後の薬だったが症状が辛いときに飲むように調整していいです、水分と食べれる時に食べれるものを食べて体力を落とさないように頑張ってくださいと。ずっと辛いんだけどなーと思いつつ、薬があることに少し安心した。
ちょうど医者からの薬が切れてバファリンにきりかえたが買ってきて大正解だった。飲んだ後は熱も下がり頭痛も消えた。最初からこれ持っておけばよかったと心から思った。
8月28日
症状発生から7日目。薬の効果もありかなり改善してきた。この頃から薬の効果が切れても熱があまり上がらなくなってきて、怠さや頭痛もおさまってきた。朝起きる時もそこまで辛くはなく、起きてからしばらく行動できるようになった(テレビを見たりご飯を食べたり)ずっと起きていると以前はキツくなっていたがだいぶ戻って来た。しかし流石にずっと寝たきりだったので基礎体力は落ちているだろうな。仕事始める時大丈夫かな。そんな感じの不安を考えてしまう。まあまだ仕事のことは考えずまずはしっかりと治そうと思った。
この日にようやく食糧支援の品物が届いた。一人分にしては相当な量がある(ぱっと見20日分くらい)助かるがもう少し早く届いてくれればもっといいのになと思いながらも、現状の逼迫さも同時に感じた。
※実際に届いたもの
水やカップ麺、缶詰、レトルトご飯、パスタ、レトルトソース、カレー、お菓子、おじやなど。

8月29日
朝起きると36℃台。ようやく平熱に戻って来た。しかし私自身寝起きの体温がいつもは低いのでやっぱり少し体に熱さを感じる。体温計は正常値を示しているが体は本調子まで戻るのにまだまだ時間がかかるだろう。
この頃から日中もずっと起きていられるようになり、座っていてもだるくなることが少なくなった。そういえば保健所の指示の中で、部屋の換気をして適度なストレッチなどで体を動かすようにしましょうとあったが、このくらいまで戻らないと正直なところ無理だなと思った。ピーク中は本当に動けない辛さだ。そりゃ体力も戻らないな。
8月30日
自宅療養の8日目。この日から72時間(約3日間)、薬を使わずに熱が下がり症状の軽快が進むと、最短の10日間で自宅療養が終了でき仕事に復帰できるとのことだったので、今日からは薬は飲まないことに。幸い体調も良くなってきてそのままいければ復帰できそうだ。
保健所に確認したがこの症状軽快などは自己判断らしく、その後の検査や連絡はいらないそう。大丈夫なのか?と思ったがこれも手が回っていない証拠だろう。とりあえず指示されたように回復を願うばかりだ。万が一また症状が出てしまったら保健所に連絡しよう。
8月31日
もうほぼ治ったか。体温は36℃台で平熱をキープ。頭痛や倦怠感、咳や症状などもない。味覚や嗅覚が心配だったが食べるものも全て味も匂いも感じるので大丈夫だろう。ただそれがあっているかどうかは微妙なところ。細かい部分まではわからない。
もう普段通りの生活はできているが、外出ができないのでそれがなかなかきつい。外の空気を吸いたいものだ。明日でちょうど10日間。家から一歩も出ないなんて今までなかったので人生初だ。ただ時代なのか、家にいながらネットで買い物したりスーパーのデリバリー使ったりと本当に便利な時代なんだなと感じた。
9月1日
療養最終日。症状は全くない。このまま明日から仕事に復帰しよう。一応会社にも連絡を入れる。ここまで本当に長く感じた。自分の症状より悪い人がたくさんいる中で自分は軽症。毎日ニュースでもやっているように本当にコロナにはかかったらダメだ。もうかかりたくない。本当にそう思った。
最後の日に、今までずっと断ってきたビールを飲んだ。実はお酒は好きで毎日のように飲んでいたがかかってからいっさい飲みたいと思わなかった。というか飲んではダメだ。症状が悪化してしまう。そのままお酒をやめられるかなと思ったが、味の確認も含めて飲んでみたのだが少し味が違って感じた。美味しいと思えない。やっぱり味覚には後遺症が残りそうだ。
症状が出てから熟睡できることはなかったが、この日はようやくしっかりと寝ることができた。
仕事に戻ろう。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
コロナに関与してから2週間ほど。ニュースで毎日やっていますが本当に他人事ではありません。かからないようにしっかりワクチンも打って、マスクもして生活している人がほとんどだと思います。
そんな人でもかかってしまう恐れもありますし、何よりかかったら本当に辛いです。絶対に後悔します。
自分の身は自分で守ってください。そして大事な家族や友達のことも守るようにしていってください。私自身も家族はもちろん、周りや職場にも心配をかけてしまい悪かったなと思いました。
この先まだまだ普通の生活に戻れないと思いますが、このウイルスとうまく共存するしかないのかなと思います。
インフルエンザのようにウイルスに効く薬が早く作られることを祈って、また、かかる人や亡くなる人が少しでも減ることを祈っています。
※余談ですが・・・
仕事に復帰してからなのですが、私の仕事は立ち仕事なのですが久しぶりに長時間立ちっぱなしで仕事をしたので、仕事が終わってから足の痛さが尋常ではありませんでした。
慣れるまで数日かかったかと思います。
やっぱり体力や筋力が著しく落ちてしまいますので、病み上がりは全開で仕事はできないと思います。皆さんもお気をつけください。